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【創作】ほん怖風のタイトルを書くとだれかがあらすじを書いてくれるスレ 

1: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)00:53:05 ID:CgeHaz492
最初は自演で

おべべ沼



2: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)00:53:17 ID:CgeHaz492


某県の森の中にはおべべ沼という場所がある。
おべべ沼の周囲を歩くと
「おべべちょうだい」
という少女の声が聞こえ、いつの間にか着ている服が
一着なくなるという噂がある。ある夜、大学生の雅史は
友人と一緒に肝試しがてらおべべ沼に行く。しかし、
友人が酒の勢いであるいたずらを思いつく。なんと自信が
裸でおべべ沼の周りを歩くというのだ。裸なら服は取れないはず、と。
雅史は止めたものの友人は聞く耳を持たず裸で沼の周りを走り始める。
雅史はあきれ果てて車で待つことにしたが友人は一向に戻ってこない。
酒に酔って倒れているのかと思い小さな懐中電灯を頼りに捜索を始める。
少し歩いたところで雅史は何かに躓く。足元を照らすと、そこには
両手の皮を剥がれて呻き苦しむ友人の姿があった。そして雅史の
後ろから声がする。

「おべべちょーだい」

3: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)00:53:46 ID:CgeHaz492
夕暮れの少女

6: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)00:59:31 ID:a2VoNrZGV
>>3
野球部に入っていたおれは毎日夕暮れまで練習していた。
ある日教室からこちらを見ている女の子を、見つける。
その子を励みに練習に、打ち込む。
そして夢の甲子園まですすんだ。
そのことを彼女に報告しようとその部屋まで行き、ドアを開けた。


中には花瓶と花しかなかった。


必死で彼女について調べると、彼女は去年、電車事故により真っ二つになり死んでいた、




そういえば、俺は彼女の上半身しか見た事が無かった

4: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)00:54:50 ID:vjcOO0ZiQ
不自然な墓

10: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)01:31:38 ID:CgeHaz492
>>4

東京都某所の墓地に一つの不自然な墓があった。
一見普通の墓であるが、奇妙なことに墓石には何も書いておらず
墓地の所有者自身も誰の墓だかわからなかった。

還暦を迎えた宮崎早苗は夫ともに墓を探していたが、なかなか
条件に見合うところが見つからない。堂々巡りの末、件の墓地に
たどり着いた。そこは早苗にとって理想的な立地だったが
生憎空きがなかった。そこで早苗は件の無名の墓標を見つける。
「誰のものでもない墓にスペースを割くなんて!」
早苗は悔し紛れに、落ちていた釘で墓標に「宮崎家の墓」と
刻んでしまう。翌日、早苗とその家族は奇妙な死を遂げた。

そして、今日も件の墓石は某所に有り続けるのだった。
「宮崎家の墓」の文字は消えていた。

難しいな

12: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)07:35:58 ID:ZAwLG5k4I
>>10
怖い

7: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)01:05:14 ID:px8Be0A8N

8: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)01:16:06 ID:CgeHaz492
>>7

某県某所に一件の家があった。
家は美しいく大きい和風建築であったが、格安で売りに出されていた。
しばらくしてある夫婦が越してきたが、奇妙なことに家の中には襖が
一枚もなかった。そして、不動産業者の老人から一つ注意を受ける。

「絶対に襖をつけてはいけないと」

最初は夫婦も襖がなくても気にもとめなかったが、やはりせっかくの
和風建築だ。風通しも良すぎて冬は寒いに決まっている。いろいろ
悩んだ末襖をつける事にした。

襖の工事は無事に完了した。しかしその夜、夫婦は見た。
襖の僅かに開いた隙間から得体の知れないものが夫婦を覗きこんでいたのを・・・。

9: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)01:17:50 ID:px8Be0A8N
>>8
ありがとう

それっぽいな

13: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)07:40:39 ID:eWuoS4Sxr
むっころり

14: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)09:18:08 ID:zzjpHHkgt
>>13
むっころり 1/2

霊的なものではないんだがバイクで四国遍路したときの話し。

宿の予約は取っておらず、満室だったら野宿すればいいやと寝袋を積んで行った。
まあ無計画だったんだ。
無計画だったから道もそれほど調べておらず山道で迷子になってしまった。
その上、その日は天気が悪く雨が降りそうだな~なんて思っていたら突然どしゃ降り。
辺りが一気に暗くなるし雨のせいもあって視界が最悪。
どうしようか困っていると古い民家を見つけたので軒先で雨宿りさせてもらうことにした。
すると中から80過ぎくらいの婆さんが出てきて無表情な顔で俺を手招きする。
四国には『お接待』といってお遍路さんに食べ物や宿などを提供する親切な風習があると聞いていたので、ご厚意に甘えることにして家の中に入った。

中は時代劇にでも出てくるような古い造りで灯りは蝋燭だけ。
婆さんは部屋の奥のほうで何やらゴソゴソとやっている。

15: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)09:43:40 ID:zzjpHHkgt
>>13
むっころり 2/2

蝋燭のそばに腰をおろすと婆さんが近づいてきて饅頭のようなものがいくつか乗った皿を俺の前に置いた。
礼を言って饅頭を手にとり「これは何て言う食べ物なんですか?」と聞くと、婆さんは無表情な顔のまま「むっころり」と小さな声で答えた。

いかにも手作りといったそれを口に含むと古い油のような臭いとネチャっとした食感でとてもじゃないが食えるようなものではなかった。
なんだこれは!?と驚いて婆さんを見ると、蝋燭の薄暗い灯りの向こうでニヤァと笑っていた。

口の中のものと婆さんのその顔でどうしようもないほどの恐怖を感じ、俺は寝袋や衣類が入ったバックも持たず家を飛び出し、口の中のものを吐き出して後ろを振り返る余裕もなく急いでバイクで逃げた。

吐き気や頭痛や目眩を堪えながらとにかくバイクを走らせ見つけた交番に駆け込んで、そこで気を失った。
気がついたときは病院のベットで寝ていた。

あの婆さんはまだ見つかっていないらしい。

16: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)10:04:52 ID:MnK2lfRvk
おいで

23: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)20:26:13 ID:sxQaGFx6E
>>16
おいで
私の家の近所には、不思議と猫の集まる公園があった。
私は猫が大好きだが、猫を呼んではいけないと子供の頃から言われて育った。
しかし、なにも危険なことはなかった。
ある日の夕暮れ、とても可愛らしい黒猫を見かけ私はこう声をかけた
「おいで」

それは猫ではなかった。なすすべもなく、私はそれに飲み込まれたのだった。

24: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)20:27:39 ID:ixrKYapZ8
>>23
どっちかというと世にも奇妙な物語っぽいな

32: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)21:42:31 ID:sxQaGFx6E
>>24 そっかあーもう一個書いて行くわー

25: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)20:43:33 ID:eYe9yQ4NB
おいで
>>16


俺の近所にはよく野良猫が集まっていて、中学生や高校生が弁当の残りをやっている。
ある日、車で買い物に出かける時に車の影から「おいでおいで」という女の声が聞こえた。
ああ、誰かまた猫の餌でもやってんのかな、と思って人が自分の車の周りにいないかどうか確認してから車のエンジンをかけて発進させた。
車道に出る前に一時停止をするんだが、そのときにまた声が聞こえたんだ。
「おいでおいで……」
さっきとは違う女の声だった。より年上のイメージの声。
俺は特に気にもとめなかった。だって車の流れが早く、つまっていて、そんなことを考えている余裕はなかったからだ。
また声が聞こえた。
「おいで……おいで……」
さっきよりも大きな声なんだが、ささやくような声だった。
なんだか違和感を感じたが、俺は車の流れを見ていた。
その内にブレーキをかけているはずなのに、車が車道に出てきているのに気づいた。
「おいでおいで」
嘘だろ!なんでブレーキきかないんだよ!このままじゃはねられる!
「おいでおいで」
いよいよ車が車道にはみ出始めていた。
このままだと……!

その時の俺の反応は奇跡だったと思う。
かなりのスピードを出している大型トラックが俺の方向へ走ってきたのを見ると、俺はドアを開けてとにかく声のしない方へ走って逃げた。
確認してほんの10秒ほどの時間の後に大型トラックは俺の車と衝突し、俺が出てきた歩道はトラックの運転手がハンドルをきったせいなのか、街路樹すら薙ぎ倒して止まっていた。
俺は唖然とその惨状を見ていると
「チッ……」
どこからか舌打ちの音が聞こえた。

32: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)21:42:31 ID:sxQaGFx6E
>>25 読んでて引き込まれたわ!すげえ!

27: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)20:47:57 ID:fwcnxo3v3
自分もおいでで書いちゃった

>>16
「おいで」

あれは、まだ娘が幼稚園に通っていた頃の夏の出来事でした。
私が自転車で娘を幼稚園に送った帰り、ケーキ屋の見える交差点の向こうに・・・・・・小学校低学年くらいでしょうか?ランドセルを背負った男の子が立っていました。
俯いたまま手をまっすぐに伸ばし、まるで「おいでおいで」をしているような仕草をしています。
もうこの周辺の集団登校の班は学校に着いている時間帯です。
気にはなりましたが、私もパートに出るまでに家事を終わらせなければならず、陽炎の向こうボンヤリと見える少年を背に帰路に着きました。
少年は、次の日も、その次の日も同じ時間にそこに立って「おいでおいで」を繰り返していました。

28: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)20:48:08 ID:fwcnxo3v3
ある日、午後から義母がうちを訪ねるというのでパートは休みをとることにしました。
その日も少年は交差点の向こうで「おいでおいで」をしていました。
ひょっとしてハンディのある子なのだろうか?学校で酷いイジメにでも遭っていて、学校に行った振りをしてここで時間を潰しているのだろうか?
どちらにせよこんなに車通りの多い所で子供がうろうろしていては危ない。時間に余裕があった事もあり、私は少年に初めて声をかけました。
「ねぇ、ボク学校は?」「・・・・・・」少年は口を開きません。
「おうちはこの辺?」「小学校は○○小学校かな?」「お母さんとお父さんはボクがここにいる事は知っているの?」
しばらく話しかけてみましたが、少年は黙って俯いたまま ひたすらに伸ばした手を上下に揺らしています。
せっかちな私は「こんな所で突っ立ってたら熱中症になるよ!おまわりさんの所に行こう」と少年を強引に交番へ連れていく事にしました。




少年の腕を掴んだその時、私は見てしまいました。




少年の口から溢れる、血と臓器のようなものをーーーー。



気を失った私は病院で目を覚ましました。
後から聞いた話ですが、あの交差点では数年前に交通事故があり、幼い男の子が命を落としてしまったそうです。
登校班に遅刻した少年は、玉突き事故で壁に激突したトラックとコンクリートの壁との間に挟まれ内臓が飛び出たそうです。
後続車両の炎上により救助が遅れ、少年は助かりませんでした。
救助を待つ間、少年は、意識があるのかないのか唯一自由の利く右腕をうつろな目をしながら動かし、その様子はまるで「はやく助けて。こっちに来て」と助けを求めているように見えたそうです。

32: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)21:42:31 ID:sxQaGFx6E
>>28 これこそほん怖風かも、こう書くべきだったのか(´・ω・`)

17: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)10:44:49 ID:ttKGHttoZ
猫の家

32: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)21:42:31 ID:sxQaGFx6E
>>17
猫の家
僕は公園で素振りしていたが、雲ひとつない空から急に強い雨が降って来た。
思わず近くの軒下に飛び込んだ。「どうしたんだい坊や、ゆっくりして行くかい?」
とっても優しそうなおばあちゃんの言葉にほだされて、
雨がやむまで家の中に入れてもらうことになった。
おばあちゃんは僕のためにわざわざおやつまで用意してくれるらしい、
やたら時間がかかるが、もらえるだけだけありがたい。
僕は畳に猫と寝そべりながら、雨が止むのを待っていた。
そのとき見てしまった、用意してくれたおやつを。
僕は慌てて猫の家を飛び出した。
恐ろしいほどの雨の中、おばあちゃんだったものの怒号と足音が聞こえた。
なぜだか、自分の家の方向が、わからない。足音が迫る。とうとう行き止まり。
人間ではない、異様に膨れ上がった背中、四つ足迫るその姿。
異様に大きな金色の目を爛々と輝かせ、飛びかかるときをそれは待っていた。
唇が裂けるほどおおおきく口をあけ、大きい黄色い犬歯で僕の首筋に狙いを定めたようだ。
それを見て、僕は失神する、その時だった。
「破ぁ!!」
不意に鋭い声。いつもキャッチボールをしてくれた、お寺のTお兄さんだった。
化け物の姿は霧散し、土砂降りの雨も止んだ。
僕の家まで送って行ってくれたTさんは「あんまり一人でいるなよ?」
と僕に忠告した。寺生まれってすごい、本当にそう思った。

18: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)10:50:22 ID:Q2Whz5NPJ
消えた童貞

19: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)10:57:32 ID:gYAATsVIw
こうして>>18は消えたのであった

21: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)20:20:07 ID:L7cAq1qop
暗い人

35: 名無しさん@おーぷん 2014/07/16(水)17:03:44 ID:NXzIRBZGl
暗い人
>>21

どこの集団にだって必ずいる人。
それは目立つ人と目立たない人だ。
俺は目立つ奴よりも目立たない奴とつるむのが楽しいので、どこでもまず、一人でいる人に声をかける。
声をかけると以外と人懐っこかったり明るい奴だったりして面白いんだ。

小学校のころ、俺は一人の女の子に声をかけた。
クラスでもあまり目立たない、声の小さな女の子だった。
「おはよう」「じゃーな」
まずは挨拶からかけていく。
これで少しでも接点を作っていくんだ。
二、三週間後には向こうから挨拶をしてくれるようになった。
次に俺はその子が一人で帰るときには一緒に帰るように誘った。たまたま家が近くだったのもあったからな。
そうして少しずつ仲良くなっていくと、帰りがけに公園に寄り道をしたりわざと違う道を通ったりするようになった。
とても楽しかった。
そのなかで一番遊んだのは人気のない公園だった。
子供心をくすぐられる、いい感じに雑草や木が生えている公園。
大人があまり訪れない公園だったから、遠慮せずに草をむしったり、木に傷をつけたりして遊んだ。
俺達以外にも前に遊んでいたらしい形跡の木の傷や、ボールなんかを見つけたりして、秘密基地のようなわくわくした気分を味わった。

36: 名無しさん@おーぷん 2014/07/16(水)17:14:27 ID:NXzIRBZGl

ある時、いつもよりも遅い時間までその子と公園で遊んでいたせいで、薄暗くなっていた。
そろそろ帰らないと怒られるという気持ちとまだ遊んでいたいという気持ちがあって、なんとも言えない感じだった。
そんなとき、いつもは笑いながら遊んでいた女の子に、袖を引かれた。
「どうした?」
遊んでいるときは笑顔だった子なのに、無表情だった。
なんだか周りが薄暗いのもあって怖くなって、俺は手をつかんで公園から走り出した。
息を切らしながら分かれ道で立ち止まった時に、女の子が怯えていたのに気がついた。
「さっき、公園に、暗い人が近くにいて……怖かったっ!」

数年後、俺は母親からその公園で過去に首吊り自殺が起こったことを聞いた。
もしかしたらあの女の子は見える人だったのかもしれない。

それにしても不思議なんだよな。
その女の子のこと、俺の他に誰もおぼえてないんだ。

38: 名無しさん@おーぷん 2014/07/16(水)17:25:57 ID:u39btD4Gs
みつからない指

52: 名無しさん@おーぷん 2014/07/23(水)01:36:19 ID:PKvjp8Ijn
>>38
【みつからない指】

物心がついた頃から左手の小指に違和感があった。
上手く動かないし色が黒っぽく、なんかデカイ。それに傷痕みたいなのがある。
中学1年だったか2年だったかの頃に一度親に聞いたら、俺が小さい頃に指を切断した事故があり急いで縫い合わせたと教えられた。
子供をちゃんと見ていなかったことに対してか、後遺症を与えたことに対してか、後ろめたいようで話をしたく無さそうだったのでそれ以上聞かなかった。
大学進学を期に家を出た。
両親は進学先には一切文句を言わなかったが実家から通える学校に進学して欲しかったらしい。
俺は親が嫌いなわけではなかったが独り暮らしをしたかったので、あえて遠くの学校にした。親を納得させるために勉強を頑張ってランクを2つ上げた。

小指は相変わらず不自由だけれど、大きさには違和感がなくなった。

独り暮らしの初めての夜に夢を見た。
誰だか、男かも女かも分からない人が俺のその小指を手にして「やっと見つけた」って。

独り暮らしをはじめて四ヶ月。
俺は小指を切ることにした。

44: 名無しさん@おーぷん 2014/07/23(水)01:06:19 ID:ZtKHB32Dt
布団の黒髪

48: 名無しさん@おーぷん 2014/07/23(水)01:21:39 ID:fnv3StWra
会社から帰ると妻に責められた
初めは何を言っているのかわからなかったが、妻に促されて私の寝室へ
私たち夫婦はもう何年もセックスレスで寝室は別々だ
見ると、私の布団の枕元に長い黒髪がいくつもちらばっていた。長さと艶の様子から女性―それも若い者を思わせる。
私の妻は髪を茶色に染めている
先ほどまでデジタル以前の電波の悪いテレビのギーガー鳴った音声なみに理解できなかった妻の言葉だが、ここに至ってようやく意味を把握できるようになった
「あんた、これどういうこと!?昼間私が出かけてる間に女連れ込んだの!?」
そうは言われても私も訳が分からない
だって私が普段女装に使う鬘はそう簡単に髪が抜けるものではないからだ
そう妻に説明すると、一瞬黙りこくって唖然とした後、ありありと嫌悪の表情を浮かべた
「いやっ!」
妻が両手で強く私を押す
ゴン
そこから先の私の記憶は飛んでいる

しかしなぜそれからずっと私は自分の寝室に立ち尽くしているのか。腹も減らなければ眠くもならない
ああ、また妻が新しい男を連れてくるところを見なければならないのか
なぜ自分の寝室でやらない。夫の部屋でやることに背徳の喜びがあるとでもいうのか

50: 名無しさん@おーぷん 2014/07/23(水)01:33:02 ID:AXoPqCXxP
赤い六地蔵

54: 名無しさん@おーぷん 2014/07/23(水)02:13:43 ID:vRQKOsHPG
私の街には、六地蔵という名の地蔵があります。
場所はとあるバス停のすぐ隣に祀られています。
名前の由来は六つ地蔵があるからではなく、
一つの地蔵が六つにバラバラに砕けているから、六地蔵と呼び名がついたそうです。


私は塾から帰宅しようとバスで家へ帰る途中に、
連日の疲れのせいか瞼が重くなり、半分夢現といった状態で長い間バスに揺られて、眠ってしまいました。
ハッとなって、眼が覚めたものの、辺は妙に暗く、気付いた時には一つ降りる場所を乗り過ごしてしまったのです。
不幸中の幸いというべきでしょうか、次のバス停から自宅は然程遠くなく歩いてでもなんとか帰れる位の道程なので、
これを私は『いい運動』として胸の蟠りを昇華し、気分を切り替えて降車ボタンを軽く押しました。


「げえっ……ここ、六地蔵停じゃん……」
そう、次のバス停はあの六地蔵があるバス停だったのです。
長い間こんな事は起こらないものだったので、すっかりといっていい程忘れていました。
切り替えた気分も悪くなるというものです。
何故なら六地蔵を見るときには、必ず注意しなければならないからです。
一つ目は頭と眼を合わせないこと。
これは大丈夫です、顔は奥の方に転がっていて誰かがイタズラでもしない限り、地蔵の顔がこちらにあるということはありません。
二つ目は手を鳴らさないこと。
滅多に起こることではありません。第一、そんなものは意図しなければできないのですから。
三つ目は、六地蔵が真っ赤に染まっていたら、全速力で逃げること。
以前、ペンキで塗りたくられた地蔵を思い出します。これも大丈夫。

55: 名無しさん@おーぷん 2014/07/23(水)02:14:01 ID:vRQKOsHPG

そうして注意しながらちらりと六地蔵を見ると――、
六地蔵が、べったりと赤黒い何かを纏っている姿がありました。
「ひぃ!」
その悍ましい光景に仰け反り、私はついその場に倒れ込んでしまいます。
ぺたん。と、音が鳴りました。
地面に着いた手から、音が。
その瞬間、六地蔵の方からがたがたがたがたがだがたがたがだがたがたがだがたがだ。
六つに砕けた地蔵が私の眼の前に転がり込んできました。
その中の一つ、頭と目を合わせてしまい、私は居ても立ってもいられなくなり、
地蔵に背を向け走り出しました。
――腐敗臭。
腐敗臭がしたのです。
何時かに嗅いだことのある、血の匂い。
怖くなり、無我夢中に走りながら、私は森の中に身を隠しました。
一体誰かいるのか、六地蔵が追ってきているのか、私の周りでがさがさと物音がします。
「来ないで……来ないでぇっ……」
小声で呪文のように唱えながら、必死に私は祈りました。
ついに祈りが届いたのか、周りを這うような物音はしなくなり、
ほっと一息、安心して、ふと、頭上を見上げると。
上からぼとぼとと、六地蔵が私に向かって落ちてきている瞬間が、私の眼に映りました。


『次のニュースです。昨夜、女子高校生の変死体が発見されました。
 遺体は六つバラバラになっていて、過去にも同じ事件が八つ起きています。警察はこれを――』

57: 名無しさん@おーぷん 2014/07/23(水)02:20:44 ID:PKvjp8Ijn
タイトルと引用書こうよ

58: 名無しさん@おーぷん 2014/07/23(水)02:22:16 ID:vRQKOsHPG
ああすまん、>>50の赤い六地蔵ね

60: 名無しさん@おーぷん 2014/07/23(水)02:25:47 ID:PKvjp8Ijn
>>58
ありがとー

59: 名無しさん@おーぷん 2014/07/23(水)02:22:38 ID:fnv3StWra
六地蔵はすぐわかるだろw

62: 名無しさん@おーぷん 2014/07/25(金)17:15:03 ID:3hAXtzW3r
あげ

63: 名無しさん@おーぷん 2014/08/02(土)11:57:14 ID:78XNDIaW0
あげ

31: 名無しさん@おーぷん 2014/07/15(火)21:33:48 ID:mpCs1imBH
ID:zzjpHHkgtだけど
『むっころり』以外にも考えたけど、俺は、本題より導入部分が長すぎる

難しいね

51: 名無しさん@おーぷん 2014/07/23(水)01:36:10 ID:fnv3StWra
真面目な恐怖もの書くのは難しいね
多少ふざけたのならいくらでも書けるけど作業中で無理だわ
またこのスレ定期的に見させてもらおう
楽しそう

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